中華全国青年連合会表敬訪問
昨日歓迎会を開いていただいた、中国側の受け入れ組織「中華全国青年連合会」を表敬訪問しました。
専門科による講義「新しい時代における日中関係について
中国社会科学院日本研究所教授、張季風先生の講義を受けました。
先生は日本の東北大学で学んでいたということもあり、
中国側からの視点だけではなく、日本との関係の中で両国の経済関係がどのように発展してきたか、またどのように発展していくか、
そのために大切な柱となるものは何かといったことについてお話してくださいました。
この講義の最後に設けて頂いた質問の場では、
私からも質問をさせていていただきました。
「まだ社会や経済に対して大きな働きかけをするには若い私たちだけれども、そんな私たちが、日中経済や両国の良好な未来のためにできること・期待されていることは何でしょうか」というような内容で質問しました。
これに対し、「まずはこの派遣を通して中国についてよく学び、良いところを日本の周りの人たちに伝えてほしい。相互理解が良好な二国関係につながる」といった内容の答えをいただきました。
普段経済や現代社会のこととはあまり関わらないことを専門にして勉強していますが、
中国での現地活動中は自分の専門以外のことにも、自分の視点に立って質問していく姿勢で行こうと決めていました。
さっそく実践できたこと、また中国派遣を通じて「まずは中国について知り、学ぶ」という目標を再確認する機会になりました。
中関村創業大街(Z-Inno Way)
中国国内でも有名なイノベーションプラットホームである中関村へ行きました。
ここはもともと書店が多くあったところだったそうで、奥の方には歴史のありそうな本屋も残っていました。
でもそれ以上に様々な技術やアイディアが集まっており、現在から未来へとどんどん進んでいこうとする力を強く感じることが出来ました。
例えば、起業を考えている人たちが集まってシェアオフィスのように利用することのできるカフェや最新のIT技術によって、カメラでうつすだけで人の顔や年齢を判断することができる装置や使いたい高さに合わせて調整してくれるデスク、取った商品が何かを察知し、商品を取り出すだけで決済してくれる未来の自販機などを見学しました。
北京大学訓練创业训练营
北京大学の学生に向けた起業支援施設の見学もしました。
厳正な審査を通ったプロジェクトのみが、この施設を利用する権利を得ることが出来るそうです。
実際に活動している学生たちの姿や、施設の様子を見ることができて興味深かったです。
現在は理系分野で事業を起こそうとしている人たちが多いようですが、
日本であっても、中国であっても、文科系の知識や情報と組み合わせたりして、新しいイノベーションを起こすことはできないだろうかと考えたりもしました。
施設内には北京大学初の椅子と机の無い教室もあり、
ここで質問を受けていただいたり、写真を撮ったりしました。
私たちの派遣のテーマの一つが「起業・イノベーション」です。中国でいかに起業・イノベーションが盛んであるかや支援の様子などを見ることができました。
(2019.10.30)
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